みなさま、呼吸に意識を向けたことはありますか?
普段呼吸は無意識にしているかと思いますが
仕事や日常生活に追われて過ごしていると
無意識のうちに呼吸が浅くなる傾向があります
この”呼吸が浅い!”という感覚は
ほとんど自覚はなく体調不良が生じたときや
身体をケア、メンテナンスしているときに
指摘されて気づくことがほとんどです
私たち施術者は、
患者様のお腹の硬さ(横隔膜)であったり、
背中や肩の張りが強いときに
呼吸が浅くなっていないかな?と察します
呼吸が浅くなるとどのようなことが起きるのでしょうか?
・自律神経の乱れにより体調の不調が出現しやすい
→呼吸が浅くなると交感神経が優位になりやすく、身体がリラックスしにくくなります。
自律神経の乱れにより、首肩や背中の張りやだるさ、
意欲が出ない、食欲の異常など様々なトラブルを引き起こしやすくなります。
・眠りが浅くなる
→睡眠時間をある程度取っていても、夜中に何度も目が覚めたり、
すっきり起きるのが難しくなってしまう場合も。
・冷えを感じやすい
→呼吸が浅いと、血流が身体の隅々まで循環する力が弱くなり、
冷えを感じやすくなります。特に手足の冷えが目立ちます。
・不安やストレスを感じやすくなる
・集中力の低下
など様々な不調を引き起こします
対処法は、ずばり”深呼吸”をすることです
①座った状態や、仰向けになる
②鼻から7秒吸い、口から10秒かけてゆっくり息を吐く
①~②を10回行うだけでオッケーです!!
(時間がない!という際は、5回でも)
食事後でなければ、深呼吸をする前に
横隔膜を緩めるために、肋骨の下を肋骨に沿って軽くほぐしたり、
腕を頭の上に伸ばしてストレッチをすることで
深呼吸をする際に、更に深くでき、沢山の酸素を取り入れられます
常に深い呼吸をすることは、
意識することも実行することも難しいと思うので、
1日3回、起床時、お昼休みの休憩時、就寝前に意識をして
深呼吸をすることをオススメします
”呼吸をする”という生きている上での当たり前な行為ですが
少し意識を向けることで、身体の不調を改善することも可能です
特に寒くなってくると
呼吸が浅くなり、横隔膜が硬くなっている方が
本当に沢山いらっしゃるので
ぜひ意識して”深呼吸”をしてみてください